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兵庫県立人と自然の博物館(同県三田市)は1日、1億4千万~1億2千万年前(前期白亜紀)の兵庫県丹波市の地層「篠山層群」から、カエルの化石が見つかったと発表した。同時期のカエルの化石は国内3例目で、全身骨格が密集して見つかるのは初めてという。化石の一部は小学5年生の女児が見つけた。

 化石は、複数のカエルの上腕骨、背骨、腸骨、指骨などと見られ、長さは1.5センチ~1ミリ。岩石の中に、13点と29点の化石が密集した二つの固まりがあった。このほか2007年以降、付近でも個々に約50点を発掘した。

 骨の大きさなどから推定全長は約3.5センチ。力強く跳ぶために2本の骨がくっついてできた後ろ脚の脛腓骨(けいひこつ)の特徴などから、両生類の中でも尾がないカエルと判断した。これまでは石川県白山市と岐阜県高山市で計3点が見つかっているだけだった。

 13点の固まりを見つけたのは三田市の小学5年生、住吉美侑(みゆ)さん(11)。9月に地域住民が開いた化石の発掘体験に参加。金づちでこぶし大の岩石を割ると、隣の友だちが断面に骨のような細い線が入っているのに気づいた。同博物館研究員の調査でカエルの化石と判断された。

 「本物のカエルは見たことがない」という住吉さん。「発見者」として化石と共に名前が展示されると聞くと、「恐竜好きの弟に自慢したい」と笑顔で話した。

 化石は12月5~27日、同博物館で展示する。博物館は神戸電鉄フラワータウン駅下車すぐ。月曜休館。(渡辺芳枝)