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鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が、自身のブログに「高度医療のおかげで機能障害を持ったのを生き残らせている」などと記載し、障害者や家族の団体などが反発している。市議会でも市長に説明と謝罪を求める動きが出ている。
ブログの記述は11月8日付。医師不足の問題で医師会を批判する内容に続き「高度医療のおかげで以前は自然に淘汰(とうた)された機能障害を持ったのを生き残らせている。結果、擁護施設に行く子供が増えてしまった」「『生まれる事は喜びで、死は忌むべき事』というのは間違いだ」(原文のまま)と記載した。
さらに同9日付のブログには、読者の「高度医療のために機能障害を持った子を授かり、その子の成長に関(かか)わり、高い精神性を求められている方々にこの言葉はあんまりです」とするメールに答える形で、「慎重さを欠く見解に見えたかもしれない」としつつ、「(技術を)乱用すれば多くの人々に高い精神性が必要な厳しい生活を強いる。これでは残酷な社会を作る事になる」と持論を展開した。
知的障害者の家族らでつくる「全日本手をつなぐ育成会」(東京)の大久保常明常務理事は「障害者は社会の負担だと強調されているようだ。共生社会に進んでいる時計の針を戻す発言。これからの地域福祉が心配だ」と話した。阿久根市身体障害者協会の役員も「どういう意図なのか理解できない」と反発している。
市議会一般質問で見解を聞くという木下孝行市議は「差別があまりにひどすぎる。見過ごすわけにはいかない」と謝罪を求める構えだ。